兎徒然

うさぎと暮らす日々、ときどきアート

秋を感じる音楽

  共感覚、という言葉の認知度はどれくらいなんだろう。

知ってるという人にも、共感覚者だという人にも会ったことがない。(共感覚だったとしても何かきっかけがないとそんな話にはならないが…)

 

共感覚という神秘的な世界-言葉に色を見る人、音楽に虹を見る人

共感覚という神秘的な世界-言葉に色を見る人、音楽に虹を見る人

 

 

  共感覚とは、一つの感覚刺激から複数の知覚を引き起こすこと。

 

 こう書くとなんのことやら、であるが、わかりやすいのは、のだめカンタービレのCG。音楽が鳴ってるのにあわせて、音の粒やら羽やらが浮かぶあの感じや、カンディンスキーの絵、ディズニーのアニメーションも音と映像が連動する共感覚を感じさせる。

  音に色や形を感じることを色聴というらしく、文字や数字に色をかんじたり、時間や日付に空間を感じる人もいる。

 なんでも、出生児は脳の感覚を感じる部分それぞれつながっていて、成長するとともに視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、と別れていくらしい。まれに繋がりが残る人がいて、それを共感覚者という。

 

 

ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界

ねこは青、子ねこは黄緑―共感覚者が自ら語る不思議な世界

 

 

   私は主に色聴が強くある。

音楽をきくとかってに映像がみえる。だから、好きな音楽も音が好きなのか見える映像が好きなのかは判断が難しい。

  時々、この音楽はこの季節!この時間!と強くイメージされるものがある。

  チャイコフスキーのヴァイオリンコンチェルトは、この季節にぴったりな一曲だ。

  臙脂から燃えるような赤、金属のような光沢に錆びていくかのような鈍色。高いところから光が射したと思えば、瞬間つめたい風に吹かれる。

 

 私は庄司紗矢香テミルカーノフ指揮のそれが最高に好きで、2014年の大阪公演にもいった。ソリストの力量は言わずもがな、海外の一流オケは鳴りがちがう。

ホール全体が3dスクリーンになったようで、会場全体に音が色が形が広がり、異空間へでたようにかんじた。

  ヴァイオリ二ストの庄司紗矢香さんも共感覚を持っており、自身のパートでない部分では空中の音を目でおうような仕草をみせる。

  

 

チャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲

チャイコフスキー&メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲

 

 

  ちなみにラヴェルのピアコンは、うさぎのイメージ。

  ちょっとやんちゃでやりたい放題のうさぎが森の中をかけまわってる雰囲気で、先代うさぎが興奮して猛ダッシュしているのをみると、このメロディーが脳内再生されていた。

   

   明日はついに、子うさぎを迎える日。

雨風が強くなりませんように!