今週のお題「お弁当」。
昨年末に弁当箱を買うまで、仕事の日のお昼はラップでくるんだおにぎりだった。
冷めてもおいしいし、具材代表の梅と昆布も好物だし、冷凍しておいたのをチンするだけ。
そして、なによりラップなら弁当箱を洗わなくて良い。
そう、これが私には何より重要だった。料理は好きだし、ほぼ100パーセント自炊、冷凍食品は買わない。だけど弁当は詰めない。
弁当箱を洗うのが大嫌いだから。
弁当箱って油物を入れたら、洗剤でさっと洗うだけじゃ汚れがとれない。2度洗して、それでも隅とか、蓋の溝とかヌルつきは取れてない…。しかも春夏には帰宅してすぐ洗っても匂う。
でも、他人のお弁当は気になる。彩り良く盛り付けられた弁当を眺めたくて人様のブログを読んでいた。そこになんと衝撃的な一文が!!
曲げわっぱの弁当箱は一晩たっても臭くなかった。
!!!何それ本当???
そこで調べた結果、わっぱに使われる檜等には殺菌効果がある、更に漆には食中毒の原因菌を減少させる抗菌効果がある、と!
だったら欲しい。私も弁当箱に常備菜を品良く盛り付けて持っていきたい!!
そこで悩むこと三ヶ月。ありとあらゆる木の弁当箱を比較し、朱の漆塗りの弁当箱を手に入れた。もちろん値段はそれなりにするが、私は一生この弁当箱と付き合うつもりだ。
漆の効果はというと…これが期待以上!!
夏場でも臭くならない。
油汚れも落ちやすい、蓋の嵌合も必要最低限の凹みのみ、お湯でさっと洗うだけで清潔が保てる。
そしてこの端正なルックス。日本に生まれて良かったーとしみじみ…。
弁当箱って日本の文化の小宇宙だなと思う。そういえば弁当は英語でbento、漆器はjapan。
秋色のお弁当を描いてみた。