兎徒然

うさぎと暮らす日々、ときどきアート

三原舞依、ガブリエルのオーボエ

    顔ぶれがガラリと変わったジャパンオープンには、そこまで注目していなかったのだけれど、三原舞依選手のフリーが想像以上の出来だった。

    初見では、あー、こうきたか、確かにスケートのあるべき姿を理想化したようなプログラム、だけど、だからこそ、これを表現しきるのは厳しいのでは…。

    こちらのそんな想いを鮮やかに裏切ってくれた。

    どんなプログラムでも選手の人生において旬がある。どんなに良いプログラムでも旬を外れたものは味気ない。

三原舞依のガブリエルのオーボエはまさに今。少女の瑞々しい魅力を曲が引き立てている。ウィルソンのプログラムで私は特筆するような好きなプログラムが無いのだけれど、彼の振付の素晴らしさは、その選手の今の力量、魅力をズバリと読んで、その中で最大限に光る振付を当ててくるところだと思う。

     キムヨナの揚げひばりから007への変遷をみると、その能力が証明されていると思う。

私は2007シーズンのヨナのプログラムが凄く好きだったので、時が進むにつれて変わって行く彼女のスケートに複雑な想いがあった。でも、バンクーバー以降のヨナに揚げひばりは滑れないだろう。彼女の立場や心のあり様が変わってしまったから。

 

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   三原舞依選手、この一年でとても綺麗になった!!この年代の女の子はくるくると見るたびに変わって行く。

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   清潔な色香がでてきたなぁ…。

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  この衣装もとても素敵。前の試合から少し手直しをしてぐっとよくなった。

三原選手の持つ透明感にピタリとあっているし、スカートのプリーツの重なりが動いた時に海や風や空など自然の景色を想起させる。

   特にこのキャッチフットポジションでは、デルフィニウムの花のよう!

   オリンピックシーズンに綺麗になる女子は、なぜか試合でも成績を残す。自信や内面の充足が外見にも影響するのだろう。

   ショートのタンゴをガツンと決めることができたら、フリーの印象もより清冽なものになるだろう。

   

    ところで彼女のスケートの世界観、衣装で思い出した!

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    アメリカのアリッサ・シズニー

スケーターとしては全然違うタイプなのだけれど、オーセンティックなスケートが醸し出す世界観が似ている。

   シズニーはとにかくジャンプが決まらなくて勿体無いという選手だったが、佐藤組の持つ滑らかなスケーティングと超人的スピンで記憶に残る選手の1人。

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  この人のレイバックからのビールマンは、もう、機械仕掛け?とでもいいたくなるくらい。ポジションチェンジしながらスピードが上がる上がる。軸が全くブレないので人間らしさが感じられないくらい。   f:id:flemy:20171009204649j:plain

   個人的に、彼女のルックスが好みだ。

はっきりとした骨格にブルネットの髪、日焼けした肌が健康的で綺麗。端正な顔立ちだけれど、笑顔になった時の白い歯と黒目がちな瞳はどこか幼さもある。

   オリビアハッセーにどことなく似ている。