兎徒然

うさぎと暮らす日々、ときどきアート

ティモシー茶

   お茶のおいしい季節だ。

  もちろん新茶の時期が一番おいしいのだが、夜ふかしのおともの、きゅっと冷えた朝の、一杯のお茶は寒くなればなるほどじんわり身体に沁み渡る。


   私は大のお茶党で、ジュースやコーヒーはあまり飲まないし、外出時は節約の為に飲み物を買わないようにしている。その分、お茶の葉はケチらずに、おいしいものを何種類か常備して、気分に合わせて淹れる。

   日本茶も、紅茶も中国茶も好きで、お茶屋さんの前を通るとついつい買ってしまう。まだ味わったことのない、おいしい葉っぱがあるかもしれないと、ワクワクするのだ。


    私は以前、先代のうさぎがあまりにもおいしそうにティモシーを召し上がるので、それをお茶にしてみたことがある。


   ティモシーはイネ科の草で、人間の歯ではとても噛み切れないほど硬い繊維でできている。そのまま口にいれてもあまり味がわからなかった。ふと、煮出してお茶にしたらどうかと思った。見た目はレモングラスみたいなもんだ!いけるかも!!

   思いついたら即、で、雪平鍋にお湯を沸かし、沸騰したところへティモシーのおいしそうな青々としたのをよって放り込んだ。


 爽やかな草原の香りがする!!美味しいに違いない!


   嬉々として漉し、マグカップに移して一口すする…。なんじゃこりゃ。とても飲み込めない。喉にチクチクイガイガささるのだ。

   

   ネットで調べたところ、ティモシーの組成はほぼケイ素で、これがあの硬さを作っている。ふむ、どうやらこのチクチクはケイ素なのだな、と納得して大好きなうさぎと共にティモシーを味わおう計画は白紙になった。


  よくあんな硬いものを噛み下して飲み込めるなぁ、と、うさぎさんの動物としての能力に感心。

   でも、ティモシー茶、人間には飲めないけど、うさぎさんにはどうなんだろう?

   あげたら、お!この水ティモシー風味だぜ!おいしー!とごくごくのむのだろうか。

   そのまま食べるのと煮出すのでは体内への吸収も違うだろうし、試してみる気はないけれど、私が理系に強ければそんな研究をする変人になっていたかもしれない。

   うさぎは、盲腸糞という形で排泄したものをもう一度食べることでビタミンを補給をするという離れ技をもっている。植物由来の毒物にはかなり耐性があるし、うさぎの医療が最近まで置き去りにされてきたのは、犬や猫よりも薬学の上で複雑だからだそう。

   そうやってめちゃくちゃ硬いものや、毒性があり他の動物が食べられないものを食べれるように進化してきたのがうさぎ。

   ついでにあんなにかわいい姿になっちゃったのか。

   うさぎのかわいさは無敵だ…。

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