兎徒然

うさぎと暮らす日々、ときどきアート

懐かしい味

  何が食べたい?と聞かれたので、伊勢海老の味噌汁と蒸し牡蠣!と答えたら、近所のおばちゃんが海老と牡蠣をもってきてくれた。

  私は昔から食べ物の運が良い。食べたいものがやってくる星のもとに生まれたのかなとも思う(・ω・)

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   子供の頃、母がどうしても忙しかったり、体調不良の折には旅館の懐石料理の余ったものを頂いていた。

  海しかない、信号機も病院も郵便局もない田舎で育ったので、コンビニも総菜屋も無かったのだ。飲食店は一件だけで麺、丼しかメニューがない。当時は親戚がそれぞれ4件旅館を経営していて、繁忙期には母も手伝いにいくこともあり、更にその中でも気前の良いおばちゃんは余ったからと言って度々ご飯をくれた。

   お造りはもちろん、鉄鍋で炊くあご出汁の牡蠣鍋、サザエのつぼ焼き、なまこ酢にもずく酢、蟹の甲羅フライ。中でも一番好きだったのが伊勢海老の味噌汁だ。

   夕食のメニューに伊勢海老のお造りがでる。その殼をかち割り、炊くと最上級の出汁がでる。それに薄く味噌をとく。もちろん漁師町なので伊勢海老が手に入れば家庭でも作れるのだが、おばちゃんの味噌汁は一段と美味しかった。大袈裟ではなく、伊勢海老が本領発揮できるのは味噌汁だと思う。ついでに刺身を食べるのだ。卵とじは論外である。

   でも、もうおばちゃんはいない。旅館も取り壊されて、孫たちも他所で家庭を持った。

  もう二度と食べられないと思うと、よりくっきりとあの味を思い出す。同時におばちゃんのいる厨房の景色と匂いも。

  明日はお墓参りに行こう。

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  ふきちゃんは絶好調!

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   金メダルは新たなスタートでし!

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   連覇を目指すでし!