兎徒然

うさぎと暮らす日々、ときどきアート

草木の匂い、カエルの声

今週のお題「わたしの春うた」

 

  春のうた、というと、カエルのうたが頭に流れてくる。

  童謡ではなく、本物のカエルの大合唱だ。

  私の通った小学校は山を削った土地にぽんとあり、自宅からは4キロの道のりを徒歩で通っていた。(バスなんて通ってない)コンクリートでは一応整備されているものの、周囲には山と畑、田んぼしかない。

  あの頃は毎朝毎夕、長距離を歩くのがしんどかった。けれど今は、とてつもなく貴重な時間を過ごした通学路であったと、折にふれて思い返す道。

  やっとこ学校が見えてきたら、田んぼ道。それを渡りきって、まさに心臓破りな急勾配の坂を上がれば、築70年の木造校舎が見えてくる。

  草木が芽吹きむくむくと成長する、エネルギーに満ち満ちた匂いとともに、カエルの声が充満する。こないだまでオタマジャクシだった子も、多分もう合唱に加わっているのか。そんな妄想をしながら春風に吹かれて歩いた。

  

  遠く都会に住み、大人になった今、春の匂いがムンと漂うのを嗅いで目を閉じると、幼い足で一生懸命歩いた道道が思い起こされ、同時にカエルの大合唱が聞こえてくる。

  ちなみにカエルの大合唱はげろげろ、ではなく、こっこっこっこっこ、ときこえた。

  

  ふきちゃんを野山で撮影したら素敵なポートレートが撮れるだろうなぁと思う。

  思うが、先代が通った獣医さんに聞いた話を思い出した。

  山里にうさぎを散歩させにいったが、大興奮して跳ねていったうさぎを見失い、そのまま今生の別れになってしまったという…。

  ふきちゃんも間違いなくそっち系のうさぎだね…。あ、でも食べる、齧るに夢中になって走らないかもしれないな…。どっちにしろ、妄想にとどめておく。

  

  昼間にこないだ買った大雅展の図録を読んでいたら、視線を感じた。

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  !!!

   めっちゃ見てる。

    なになにふきちゃん?

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   なんでもないでしよ。ただみてただけでし!

   そっちもふきのこと見てるでしよね?

 

  いや、まぁそうなんだけど。

 

  何考えてるんだろ。は!もしや、私じゃなくて図録?あぁ齧りたいなぁ!って?

 

  大雅の山水画をみていると、あの頃みた景色を思い出す。

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 寝る前の落書き。ふきちゃんおやすみなさい。今日もかわいい1日だったね。明日はもっとかわいいね。

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