兎徒然

永富 月来子、絵描きです。うさぎと暮らす日々の由無しごとを綴ります。

図書館通い

 最近、図書館通いがつづいている。今はもっぱらパンの本を2冊3冊借りて、芸術書の棚からもなんとなく手にとり、一冊は読み物にしている。パン記事がガーッと集中するのはそのためである。

  返却期限までに、気になった生地や成型は試してみたくなるのだ。コピーは基本とらない。どうせコピーしても、私は管理できなくてバラバラにしがちなのでしよ…。

 

   最初は膨らんだ、パン屋みたいなパンが焼けたら満足だったのだ。今はもはや自分の中に生まれるパン生地の何故?を攻略し、わかるまでに落とし込みをし、自分の舌にぴったり合う、究極のパンを焼くことが目的になってしまった…。

  私は本当に凝り性で、そうやって何かをつきつめて集中してる時が一番楽しい。人生の中でたくさんのマイブームがあった。

  それらの凝り性が培ったものが、私の創作活動の基盤であるし、そうやって何かに集中している時間に、濃縮して生きていると感じる。

f:id:flemy:20190419003129j:image

  この間の文旦ピール×ハーブティー生地を少し冷凍しておいたもの。

  面白い成型が本にのっていたから真似してみた。イースターの時期にドイツで出回るオースターハーゼというパン。本来の生地はもっと甘いバターたっぷりの菓子パンのような生地だったけど、このうさぎの骨格や筋肉をぐるぐる巻きでうまく表現するとこ、ドイツらしい。
f:id:flemy:20190419003138j:image

  ドイツ人は動物をよく観察してデザイン化するのが得意!

  顔潰して焼いたけどめっちゃ膨らんだー!!
f:id:flemy:20190419003133j:image

  次はもっと耳長くしたほうがいいな(^ω^)

 

 

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

フロー体験 喜びの現象学 (SEKAISHISO SEMINAR)

 
フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

フロー体験入門―楽しみと創造の心理学

 
クリエイティヴィティ―フロー体験と創造性の心理学

クリエイティヴィティ―フロー体験と創造性の心理学

 
ゾーンに入る技術 Forest2545新書

ゾーンに入る技術 Forest2545新書

 

 

  心理学的には、何かに深く集中し没頭する体験をフローと呼ぶ。スポーツ選手によく使われるゾーンと同様の状態だ。

  幼少期から遊びに没頭すると、平気で何時間も集中していられた。小学2年には慢性的な肩凝りの症状が出て、フローに入り込んだ私に両親は、また明日にしたら?とよく言ったものだ。

  スポーツ選手や芸術家が、肉体的にも精神的にも厳しいことに臨んで向えるのは、この、フロー体験の幸福感を何度も繰り返し、知ってしまっているから。こういった没頭する時間を知るものにとって、評価や金銭といったものは二の次で、報酬は既にフロー体験の中で受け取っているという。

 

  仕事中に膨大なタスクをこなす為に、自分に課したスケジュールが、予定した以上にするりとこなせた時、これもある種のフローであるが、研究によれば、フローに入るには少しだけ難しい課題が必要なんだとか。

  だからルーティンでうまくまわってるように見える会社って実は従業員は倦んでいて、そこに課題を出さないと、つまらないイザコザやら問題を自らすすんで起こす人が出現しやすくなるんじゃないかな…。

 

  幸福感を感じ、やりがいのある職場作りには従業員各々に、今出来ることより少し上の課題を見極めて出すことと、業務にあたる従業員自らの意思を反映できる余地を残してやることなんだろうと思う。

 

  子どもに将来幸せになって欲しいならフロー体験を幼少期に沢山経験させることが重要なのかな。自分で喜びや楽しみを見つけられる人は強いと思うから。

 

  そんなことをあれこれと、考えさせられた読書だった。